2025/04/13
【ご紹介】扇ヶ浜潮垢離場にスタンプ台設置
今年で開始10年
和歌山県田辺市とスペインガリシア州サンティアゴ・デ・コンポステーラ市は、平成26年5月より観光交流協定を締結しています。
その共同プロモーションのひとつとして、平成27年2月から「共通巡礼手帳」(DUAL PILGRIM/二つの道の巡礼者)の取組を実施しており、今年で開始から10年を迎えました。
熊野古道とサンティアゴ巡礼の道にはそれぞれスタンプ台が設置されており、いずれもスタンプを集める押印帳・巡礼手帳が存在し、両方の道の押印帳を1つにまとめたものが「共通巡礼手帳」です。これまで約9,000名の方が「二つの道の巡礼者」として登録されています。
この度、「田辺市街地・熊野古道大辺路・熊野三山」のルートが新たな達成条件として追加され、扇ヶ浜潮垢離場にスタンプ台が設置されました。
■追加された達成条件
扇ヶ浜潮垢離場と鬪雞神社、あわせて大辺路ルート(白浜町~那智勝浦町間)の2か所以上に訪問するとともに熊野三山に参詣する。
■共通巡礼のこれまでの達成条件(それぞれいずれか一つを達成する必要あり)
【熊野古道】
①徒歩で滝尻王子から熊野本宮大社(38km)まで巡礼する。
②徒歩で熊野那智大社から熊野本宮大社(30km)間を巡礼する。
③徒歩で発心門王子から熊野本宮大社(7km)まで巡礼するとともに、熊野速玉大社と熊野那智大社に参詣する。
④徒歩で高野山から熊野本宮大社(65km)まで巡礼する。
【サンティアゴ巡礼道】
①徒歩または馬で少なくとも最後の100km以上を巡礼する。
②自転車で少なくとも最後の200km以上を巡礼する。
※熊野古道の巡礼は徒歩に限られます。自転車や馬での巡礼はできません。
二つの道の巡礼者
「二つの道の巡礼者」とは、熊野古道とサンティアゴ・デ・コンポステーラの道の両道の巡礼を達成した人のことを指します。
達成された方には二つの巡礼道のシンボルであるホタテ貝と八咫烏、そして太陽のイメージであるオレンジ色があしらわれた限定ピンバッジが贈呈されます。
詳細は田辺市熊野ツーリズムビューローのホームページをご覧ください。
https://www.tb-kumano.jp/kumano-kodo/dual-pilgrim/
これを機に、より多くの人に扇ヶ浜を訪れていただくことで、扇ヶ浜の潮垢離場を熊野古道中辺路ルートのスタート地点として更なる認知度の向上を図り、また田辺市における潮垢離の歴史や文化についても知っていただくきっかけになれば幸いです。
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SHIOGORI PROJECT(シオゴリプロジェクト)
さまざまなコンテンツ開発と地域資源をつなげながら、扇ヶ浜を起点に田辺の海、街を現代版の「SHIOGORI:潮垢離」の場として改めて確立し、新たなまちの価値創造、地域ブランディングを行う観光・まちづくり事業。 2022年より、田辺市熊野ツーリズムビューロー、南紀みらい株式会社、AND LOCALの3社連携により取り組んでおります。