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2025/06/20

【レポート】ヨガムドラ和歌山たなべ2025

今年で11回目の開催!

2025年6月15日(日)、和歌山県田辺市の扇ヶ浜で、今年で11回目となる「ヨガムドラ和歌山たなべ2025」が開催されました。このイベントは6月21日の国際ヨガデーに賛同し、2015年から毎年6月に開催されているギフトエコノミー型ヨガイベントです。

梅雨時期の開催ということで毎年天候が心配されるこのイベントですが、なんと1度も中止になったことがないそうです。今年も事前の天気予報では雨模様でしたが、参加者や関係者の皆さんが晴れを信じるパワーが、まるで雨雲を吹き飛ばしているかのようです。

 

ギフトエコノミーが生み出す優しさの循環

ヨガムドラの最大の特徴は、従来のサービスに対価を支払うスタイルではなく、ギフトエコノミーの仕組みを取り入れていることです。地域からは美しい扇ヶ浜という場所のギフト、インストラクターからは心を込めたレッスンのギフトが提供されます。そして、これらのギフトを受け取った参加者は、今度は誰かに優しい気持ちをギフトする。そんな温かい循環が生まれています。

また、イベント参加者それぞれが、ビーチクリーン活動、子ども食堂や被災地への寄付などの社会貢献を実践されています。

特別なスキルを持つ人はそれを誰かに贈り、特別ではないけどもたったひとつのできることをしてみたり、まさに「GIVE&GIVE」の精神が体現される一日となりました。

 

弁慶市も同日開催!

同日、扇ヶ浜公園カッパークでは、毎月第三日曜日恒例の朝市「弁慶市」も開催されていました。約80店舗が出店し、ヨガイベントと合わせて扇ヶ浜エリア全体が活気に満ちあふれました。ヨガで心を整えた後に地元の美味しい食べ物を楽しんだり、朝市で出会った人々とヨガマットの上で再会したりと、地域イベントとの相乗効果も生まれました。

ヨガムドラを通して、自分自身と向き合い、同時に周りの人々との繋がりを感じ、自分が誰かにできる優しさについて考えるきっかけになったのではないかと思います。

 

優しさが人から人へと循環していく美しい光景を目の当たりにした素敵なイベントでした。

このように海水浴シーズン以外にも扇ヶ浜の利用が増え、年間を通して地域内外から多くの人々が訪れる場所となることを願います。

 

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SHIOGORI PROJECT(シオゴリプロジェクト)

さまざまなコンテンツ開発と地域資源をつなげながら、扇ヶ浜を起点に田辺の海、街を現代版の「SHIOGORI:潮垢離」の場として改めて確立し、新たなまちの価値創造、地域ブランディングを行う観光・まちづくり事業。 2022年より、田辺市熊野ツーリズムビューロー南紀みらい株式会社AND LOCALの3社連携により取り組んでおります。