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2023/11/13

【レポート】第17回 田辺・弁慶映画祭

今年も盛会となった田辺・弁慶映画祭

若手映画監督の登竜門として注目されてている、当地田辺市で開催される映画祭『田辺・弁慶映画祭』。
今年で第17回を迎え、令和5年11月10~12日に和歌山県田辺市紀南文化会館で開催されました。
田辺市における秋の芸術の祭典としてすっかりと定着した当映画祭。
今年の3日間も多くの来場者が会場に訪れ、盛会のうちに閉幕されました。

 

受賞者など

最終日となる11月12日には、コンペティション部門の各賞が発表されました。
今年は過去最高となる188本の応募があったとのこと。

瑚海みどり監督の『99%、いつも曇り』が「弁慶グランプリ」と「観客賞」、「俳優賞」(瑚海みどり、二階堂智)、新設された「わいず倶楽部賞」を受賞されていました。

 

秋葉美希監督の『ラストホール』が「キネマイスター賞」、大黒友也監督の『ゴミ屑と花』が「映画.com賞」、緑茶麻悠・佐伯龍蔵監督の『ロマンチック金銭感覚』が「フィルミネーション賞」をそれぞれ受賞されました。

 

第17回 田辺・弁慶映画祭

 

【開催概要】
開催日  11月10日(金)〜12日(日)
会 場  紀南文化会館
大ホール コンペティション部門(8作品)、招待作品(5作品)
小ホール 招待作品(子ども向け1作品)
開会式  11月10日(金)18:30~(表彰式後、招待作品『さかなのこ』(沖田修一監督)を上映)
表彰式  11月12日(日)15:00~
内容   11月10日(金)コンペティション部門 4作品、開会式、招待作品1作品
11月11日(土)コンペティション部門4作品、招待作品2作品上映(うち1作品は、小ホールにて上映)
11月12日(日)招待作品3作品、表彰式

 

【上映スケジュール】
■大ホール
11月10日
13:00~『光る校庭』 比嘉 一志監督「コンペ」
14:35~『ゴミ屑と花』 大黒 友也監督「コンペ」
15:30~『ホモ・アミークス』 馬渕 ありさ監督「コンペ」
16:35~『ラストホール』 秋葉 美希監督「コンペ」
19:00~『さかなのこ』 沖田 修一監督「招待」

 

11月11日
10:00~ 『青色のピンク』 塩野 峻平監督「コンペ」
10:55~ 『ロマンチック金銭感覚』 緑茶 麻悠監督
佐伯 龍蔵監督「コンペ」
14:25~ 『アスク・フォー・ザ・ムーン』 大石 泰司監督「コンペ」
15:35~ 『99%、いつも曇り』 瑚海 みどり監督「コンペ」
18:30~『引っ越し大名!』 犬童 一心監督「招待」
※上映後、犬童一心監督 舞台挨拶

 

11月12日
10:00~『土を喰らう十二ヵ月』 中江 裕司監督「招待」
12:40~『蝶の眠り』 チョン・ジェウン監督「招待」
※上映後、イ・ウンギョン様舞台挨拶
17:00~ 『ケイコ 目を澄ませて』 三宅 唱監督「招待」

 

■小ホール
11月11日
11:00〜『それいけ!アンパンマン ロボリぃとぽかぽかプレゼント』
13:30〜『それいけ!アンパンマン ロボリぃとぽかぽかプレゼント』
※同作品上映

 

田辺・弁慶映画祭

田辺・弁慶映画祭は、『海と夕陽と彼女の涙 ストロベリーフィールズ』(2005~06、H17~18)と『幸福(しあわせ)のスイッチ』(2006、H18)という2作品が連続して田辺市において撮影され、フィルコミ事業としての取り組みと成果が期待され機運が高まる中、近畿経済産業局の呼びかけにより、文化庁・県観光連盟の支援を受け、首都圏を中心に開催されている「国際コンテンツフェスティバル」のパートナーイベントとして実施している「クリエイティブ・インダストリー・ショーケースin関西(通称cris関西)」のイベントの一環として、平成19年より第1回となる「田辺・弁慶映画祭2007」が開催されました。

その後、平成21年より「東京国際映画祭(=TIFF)」パートナーシップイベントとしての認定をされ、現在ではTIFFで評価の高かった作品を招待作品として上映するなどの連携が続いております。

映画祭の内容としては、若手映画監督の作品を募集し審査する「コンペティション部門」、いわゆるメジャーな作品を上映する「招待作品」を主体とし、田辺市や和歌山県とゆかりのある作品や映像の上映、または年毎に関連したイベントや企画上映など様々なアプローチで田辺市および映画祭の情報を発信しています。