2025/01/06
【レポート】第99回 新春初泳ぎ in田辺扇ヶ浜海水浴場
第99回 新春初泳ぎ
和歌山県田辺市の田辺扇ケ浜海水浴場で1月2日㈭、一年の無病息災を祈る冬の伝統行事「新春初泳ぎ」(田辺水泳協会主催)が開催されました。
今年の参加者は約120人とのこと。
初泳ぎは毎年、海に入る前に、扇ヶ浜の氏神様である蟻通神社の神主により、お祓いなどの儀式が行われます。
澄んだ冬の海を背景に、神事が執り行われる様は、神秘的で心が浄化される気持ちになります。
参加者のは72際、最年少はなんと3歳!
また、えとの「巳(み)」にちなんだかぶり物を身に着けた参加者、白のふんどし、道着姿の方もちらほら。
開始の合図と共に、一斉に勢いよく参加者の皆さんは海に飛び込み、海上にて「新春初泳ぎ 99回」の立札が掲げられました。
当日は晴天に恵まれ、気温もそこまで低くない、穏やかな天候でした。
それでもやはりこの時期の海への入水はかなりの冷たさです。泳いだ後の参加者は特設された焚火で暖をとり、ふるまいの豚汁を食べられていました。
来年はなんと100回!
一年の無病息災を祈る冬の伝統行事「新春初泳ぎ」ですが、今回が99回目。大正2年に開催されて以降、一度も中止をすることなく実施されているそうです。
そして来年は記念すべき100回目を迎えます。
新年のスタートに、地域内外から田辺に訪れた人々が一堂に会し、海に向かって祈りを捧げ、祓いを受けて海水に浸かるというこの行事はまさに潮垢離です。
記念すべき100回目を迎える来年の初泳ぎには、SHIOGORI PROJECTとしても関わり、この伝統行事と潮垢離という文化のさらなる認知に貢献できたらと考えています。
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SHIOGORI PROJECT(シオゴリプロジェクト)
さまざまなコンテンツ開発と地域資源をつなげながら、扇ヶ浜を起点に田辺の海、街を現代版の「SHIOGORI:潮垢離」の場として改めて確立し、新たなまちの価値創造、地域ブランディングを行う観光・まちづくり事業。
2022年より、田辺市熊野ツーリズムビューロー、南紀みらい株式会社、AND LOCALの3社連携により取り組んでおります。