2025/06/07
【レポート】第12回 南紀田辺・扇ヶ浜オープンウォータースイミング
過去最高のエントリー数!
2025年5月31日(土)から6月1日(日)にかけて、和歌山県田辺市の美しい扇ヶ浜を舞台に「第12回 南紀田辺・扇ヶ浜オープンウォータースイミング」が開催されました。田辺商工会議所青年部・田辺OWS実行委員会が主催し、田辺水泳協会が主管を務めるこの大会は今年で12回目を迎え、過去最高のエントリー数を記録し大盛況となりました。
大会前日の5月31日(土)には、野中大暉講師による競技参加者を対象としたスイムクリニックや、東京・パリ五輪日本代表として活躍した南出大伸選手による講演会・交流会も開催され、トップアスリートのお話を直接聞くことができる貴重な機会となりました。
6月1日(日)午前8時から行われた開会式では、田辺市長から「昨年、熊野古道が世界遺産登録20周年を迎え、今年は田辺市合併20周年という記念すべき年に、この大会が過去最高のエントリー数を記録したことは、田辺市の認知度向上と大会の盛り上がりを物語っており、非常に嬉しく思います」と述べられました。さらに、扇ヶ浜がかつて潮垢離(しおごり)が行われていた歴史ある場所であることにも触れ、参加者に対してその歴史的意義も感じながら競技に臨んでほしいとメッセージを送りました。
当日の水温は20度。少し風が吹いていたものの全体的に天候に恵まれました。とはいえ6月の海は体が冷えやすいため、低体温症対策として、参加者の安全と快適性を最優先に考え、株式会社横田様提供のバレルサウナをはじめ、お風呂なども用意されていました。
大迫力の競技と観客の声援
競技が始まり、参加者たちが一斉に沖に向かって泳いでいく光景は圧巻でした。岸辺では大勢の観客が見守る中、選手たちは自分の限界に挑戦し、それぞれの目標達成に向けて力強く泳ぎ続けました。
同日、会場近くの扇ヶ浜公園カッパークでは「紀伊半島エギングサミットin田辺」も開催され、扇ヶ浜周辺が大きな賑わいを見せました。
子供から大人まで、世代を超えて多くの人々が参加し、応援し、共に感動を分かち合った素晴らしいイベントでした。地域外から参加された方にも美しい扇ヶ浜や、田辺の魅力が伝わっていれば幸いです。
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SHIOGORI PROJECT(シオゴリプロジェクト)
さまざまなコンテンツ開発と地域資源をつなげながら、扇ヶ浜を起点に田辺の海、街を現代版の「SHIOGORI:潮垢離」の場として改めて確立し、新たなまちの価値創造、地域ブランディングを行う観光・まちづくり事業。 2022年より、田辺市熊野ツーリズムビューロー、南紀みらい株式会社、AND LOCALの3社連携により取り組んでおります。