2025/06/02
【レポート】レトロワンピと純喫茶
ドレスコードは「レトロな装い」
2025年5月31日(土)、和歌山県田辺市で、レトロな装いでまちを歩き、田辺の隠れた魅力を再発見する「レトロワンピと純喫茶」が開催されました。
なんとゲストには、自他ともに認める田辺ファンとして知られる文筆家の甲斐みのりさんがお越しくださり、甲斐さんの田辺愛と知識がこの日のまちあるきに特別な彩りを添えてくれました。
JR紀伊田辺駅前にある tanabe en+ に集合し、まちあるきスタート!
色とりどりのワンピースに身を包んだ参加者たちが集まり、まるでタイムスリップしたかのよう。
まずは駅前商店街にある「198(いち・きゅっ・ぱ)」へ向かいます。
レトロアイテムがたくさん!
店内にはレトロな食器や雑貨、洋服などがところ狭しと並んでおり、参加者の皆さんは興味深そうに店内を見回していました。
この日の装いにぴったりのアイテムばかりで、思わず手に取りたくなるような素敵な品物に、皆さんの目も輝いていました。
昼間の「味光路」で新発見
続いて向かったのは、居酒屋、バー、スナックが200軒近く集まる和歌山県随一の飲食店街「味光路」。
夜営業のお店が多いこのエリアも、昼間に歩いてみると全く違った表情を見せてくれます。
道にはタイルで作られた愛らしいイラストが描かれており、参加者の皆さんの足元と記念にパシャリ。
モーニングとカラオケがセットで選べるという何ともユニークなお店を発見!
カラフルな建物をバックに皆さんの装いが映えます!
蟻通し神社にご挨拶
まちあるきの途中で立ち寄った蟻通し神社。レトロワンピ姿での神社参拝という、普段とは一味違った体験もこの日ならでは。
岩崎商店はワンピースの宝庫
北新町商店街にある岩崎商店では、この日のために店主がありったけのレトロワンピースを用意してくださっていました。店内にずらりと並んだワンピースの数々に、参加者の皆さんは「あれも可愛い!これも可愛い!」と大興奮。
まちあるきの終点は「喫茶シンデレラ」
まちあるきの最後は、「喫茶シンデレラ」へ。
店員さんもこの日のためにレトロワンピを着てくださり、また、参加者が用意してくださったレトロワンピを展示したり、お店全体がイベントを盛り上げてくれました。
ロココ調の可愛らしい店内に、見た目もネーミングも愛らしいクリームソーダが運ばれてくると、参加者の皆さんは自然と撮影会を開始。
イベントに参加された地元の方は、「田辺は何もないところだと思っていたが、まちを歩いてみると魅力がたくさんあることに気付いた」とのお言葉が。住み慣れた場所だからこそ見落としがちな魅力を、このイベントを通じて再発見していただくことができ、嬉しい気持ちになりました。
また、「日常生活でワンピースを着る機会が全然なかったが、今回イベントに参加して、いつもと違う服装でまちを歩くだけでこんなに楽しいなんて」という声も。普段とは違う装いで歩くことで日常がちょっと特別になる。そして、それを共有できる仲間がいると、その楽しさは何倍にもなることを実感していただけたようです。
“レトロ”という共通のアイテムを通じて人々がつながり、まちの新たな魅力を発見し、日常に小さな特別を見つけることができました。
このようなイベントが、これからも田辺のまちと人々をつなぐ架け橋となり、新たな発見と出会いの場になることを願います。
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SHIOGORI PROJECT(シオゴリプロジェクト)
さまざまなコンテンツ開発と地域資源をつなげながら、扇ヶ浜を起点に田辺の海、街を現代版の「SHIOGORI:潮垢離」の場として改めて確立し、新たなまちの価値創造、地域ブランディングを行う観光・まちづくり事業。 2022年より、田辺市熊野ツーリズムビューロー、南紀みらい株式会社、AND LOCALの3社連携により取り組んでおります。