暮らすように旅する|潮垢離column

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2023/05/11

【レポート】SHIOGORI STORY(STORY事業)

潮垢離の意義やストーリーを様々な切り口で紹介します。

かつて潮垢離の場である田辺の海エリアが、はじまりの場所であり、訪れる人と暮らす人の交流の場であったように、現代においてもモノとコトのスタート地点であり、明日へと繋がる禊、癒やし、人材の交流の場所であることを再定義するSHIOGORI(シオゴリ)プロジェクト。当プロジェクトの一環として、SHIOGORI:潮垢離の意義やストーリーを様々な切り口で世に伝えていく事業SHIOGORI STORYを展開しています。

SHIOGORIジョイントコンサート

東陽中学校・衣笠中学校の各合唱部と弦楽4重奏「LESS IS MORE String Quartet」のジョイントコンサートを開催
多田泰教さんによる書下ろし合唱曲「Calling」の初演を東陽中学校の体育館で披露した。
リハーサル、本番を通じ、第一線で活躍するプロと交流し、貴重な体験の機会となった。

 

Calling(SHIOGORIのテーマ)

足元に打ち寄せる波しぶきをかわしながら
どこまでも歩きたい二進法の地図にはない場所へ
深い森の奥から君の名を呼んでいる
(もりのおく きみのなを だれかがよぶ こえがする)
精霊たちも 苔むす岩も 三体月も 名もない花も

年老いた旅人が遠い空を見上げている
いさかいも裏切りもくぐり抜けたベルセルクの涙
清らかなひとしずく海原へ運ばれる
(けがれない ひとしずく おわりのない たびをする)
青い落ち葉も 転がる石も おごれる人も 支配者の座も

預言書に記された子供たちの時代が来る
厚い雲に覆われても払いのける杖を与えられて
時のかなた誰かが同じ夢を見ている
(ときをこえ おなじゆめ ちいさなてに うけとめる)
マリンハウスも トリムコースも 濡れた空気も 対岸の灯も

マリンハウスも(いつまでも)
トリムコースも(わすれない)
濡れた空気も(ひとなつの)
対岸の灯も(ものがたり)

 

 

楽曲解説
田辺湾に沈む夕陽は、平安時代の貴族も、現代の私たちも、100年後の子供たちも、誰の目にも等しくまぶしく、温かく、切ないものだと思います。変わらない風景は、時代を超えて変わらない人々の願いに似ています。楽しく、平和に、仲むつまじく暮らせますように。世の中とともに、人の心も少しずつ進化しますように。潮垢離(しおごり)という伝統に光を当て、現代によみがえらせ、未来の子供たちに手渡そうとするシオゴリ・プロジェクトに触発され、「時を越える想い」をテーマにこの曲を作詞・作曲しました。現代人の夢が、未来の子供たちに届きますように。そんな祈りを込めました。
作詞・作曲 多田泰教

 

 

 

 

■タイトル

SHIOGORIジョイントコンサート

■主催

SHIOGORIプロジェクト

■後援

和歌山県、田辺市、田辺市教育委員会

■出演者

東陽中学校合唱部

衣笠中学校合唱部

LESS IS MORE String Quartet

■日時

2022年11月20日㈰

13:00開場/13:30開演

■場所

田辺市立東陽中学校 体育館(田辺市神子浜一丁目4-66)

■来場者数

約200名

■運営・協力

南紀みらい株式会社(プロジェクト事務局)

田辺市熊野ツーリズムビューロー(プロジェクト連携事業者)

AND LOCAL (プロジェクト連携事業者)

TRANSMITTER(LESS IS MORE String Quartet プロデュース)

読売広告社(LESS IS MORE String Quartet プロモーション)

 

SHIOGORI STORY(企画展)

街へのひろがりとして駅前で企画展を開催。
田辺市を中心に、市内外で活動するアーティストの作品のほか、手仕事で作られるものを展示販売。

ワークショップも開催し、交流の場を創出している。

 

 

■開催場所

南紀みらい㈱サテライトオフィス(和歌山県田辺市湊14-6 旧熊野トラベル店舗)

■企画名

SHIOGORI STORY企画展【水の章】

■営業期間

2022年10月22日(土)~11月6日

※火曜日定休

※10月29日(土)は金継ぎワークショップ

※11月3日(祝)は企画展連動マルシェ

■来場客数  約800名

■運営等

全体運営:南紀みらい(株)

協  力:AND LOCAL

ROCA design(濱田幸)

 

シオゴリバ

夕日の美しさ、市街地と近接する距離感に加え、気持ちのいい芝生の広場や歩道が整備されるなど魅力が高まりつつある扇ヶ浜。この貴重な資源を、まちのブランディング、賑わいに如何に繋げていくか。各地の事例を学び、この地域の潜在力や課題から、海と街をつなぐ新たなまちづくりについてみんなで考え、新しい企画や事業のきっかけ、実践を探ります。