2024/07/26
【レポート】今年も田辺祭に参加しました!
第463回 田辺祭
和歌山県田辺市で、毎年7月24日・25日に行われる「田辺祭」は、鬪雞神社の例大祭で、紀南地方最大の祭礼ともいわれ、紀州三大祭りにも数えられています。今年も24日の宵宮に参加させていただきました。(昨年の様子はこちら)
今年は猛暑により和歌山県では熱中症警戒アラートが発表されたため、暑さ対策として例年より開催時間を1時間程早め、午前8時に神輿渡御が始まりました。神輿は鬪雞神社を出発し、その行列は市内を通って江川漁港へ向かいます。
江川漁港にて、お旅所勤め・奉納巫女舞が始まり、潮垢離の儀式も無事に行われました。
最後は神様を本殿に帰殿する際の儀式もあり、初日のお役目は終了しました。
住矢の走り
町周りのときは笠鉾の先頭を勤める「住矢」。一度通った道は後には戻らず、右廻りはしません。田辺の町の住まいを矢のように走って、厄を祓い清めることに由来するといわれています。住矢の笠の中に入ると病気が良くなる、頭が良くなると言い伝えられています。
鳥居前の勤め
午後7時からお勤め開始。24日は本殿前には入らず、鳥居前でお勤めが行われます。
間近で見るお笠は大迫力でした。
460年以上も続く歴史的なお祭りを体感することができ、改めて感動いたしました。
小さなお子さまからお年寄りまで幅広い世代が関わり、地域の絆が深まり、また地域外から訪れる人たちとの交流も生まれるこの素敵な風景が、今後も絶えることなく続いていくことを願います。
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SHIOGORI PROJECT(シオゴリプロジェクト)
さまざまなコンテンツ開発と地域資源をつなげながら、扇ヶ浜を起点に田辺の海、街を現代版の「SHIOGORI:潮垢離」の場として改めて確立し、新たなまちの価値創造、地域ブランディングを行う観光・まちづくり事業。
2022年より、田辺市熊野ツーリズムビューロー、南紀みらい株式会社、AND LOCALの3社連携により取り組んでおります。